ダックティー茶園


ダックティーは、新しい紅茶の産地 

仏教ブッダ生誕の地、インド・ビハール州の荒地だった地から、ラジブロチャンの夢がスタートしました。

昔、お茶づくりが僧侶の修行だった頃、「良い寺院がある場所には素晴らしいお茶がある」といわれていましたが、ビハール州は今ようやく、名実ともに優良紅茶の産地となりました。

 

人々の生活のため、ゼロからのスタート、荒れ果てた土地に茶園を開墾

 

 ダックティーは、紅茶の専門商社である Lochan Tea社のCEO・ラジブロチャン氏が政府からの依頼を受けて、ビハール州の川沿いの荒れ果てた土地を開墾した茶園です。それまでは、地域に住む人々の生活は安定せず、犯罪が非常に多い上、栄養のない乏しい土地だったので、「良い紅茶が作れるはずはない」と誰もが後ろ向きでした。しかしラジブ氏は、自身がダージリンの優良茶園のゼネラルマネージャーを務めた経験から、紅茶を作る技術には自信があったこと、政府からの支援、そして何よりも家族の前向きな協力を得て、茶園を作り始めました。

 見渡せば、隣接して流れるダック河はダージリン方面からきれいな山の水を運び、水質も良く、土壌は良質なネパール紅茶を作る土の性質を持っています。ダージリンに比べて標高が低いので、栽培する茶木はアッサム種に決め、誰もが振り向かなかった過酷な環境を味方につけて、広大な茶園を作っていきました。当初は大量に収穫した生葉を、ブレンド用の紅茶原料として工場に販売し、人々の労働先を確保して生活費を得ることで目的は遂げられました。

 

夢と情熱をかけたブランド「ダックティー」作りの始まり

 

 しかし実際は、これはまだ「ダックティー」のスタート地点。

実は「ダックティー」ブランドの紅茶が生まれたのはこの後のことです。ラジブ氏はダージリンの親善役として、ダージリン紅茶を世界中に広めるために、頻繁に諸外国のお茶イベントを訪れていました。中国を訪問した時のこと。茶会に招かれた彼は、1煎、2煎、3煎・・・7煎目・・・と、飲み進めるごとに変化する中国茶の虜になったのです。中国茶の淹れ方は、英国やインドの方式と違って、とても興味深いものでした。英国紅茶なら、大きなポットに湯を注いでしっかり蒸らし、1ポットに紅茶のおいしさを出し切る淹れ方をしますが、中国茶は小さな急須を使って茶葉を少しずつ蒸らし、茶葉の風味の変化を楽しみながら飲み進んでいきます。この面白さに心打たれたラジブ氏は、しばらく中国に滞在してお茶の風味や歴史の勉強に没頭したそうです。「パパはこの数か月、ビザ更新のためにしかインドに戻って来なくなった。」と娘のネハさんは語ります。まさに中国茶に「Fall in love 」。そして、「自分の茶園でも、こんな魅力的なお茶が作りたい、世界のどこかでダックティーを飲んだ時、ダックティーだと必ず気が付くようなユニークなお茶が作りたい」と、夢に描いたのです。私が日本で2回目に彼と会った時、「お茶を作る技術があって、情熱を持っている人は、自分でお茶を作らなければだめだ」と独り言のようにつぶやいていたことを思い出します。

 

初年度60Kgを収穫

オーガニック認定取得、完全ハンドメイドの「ダックティー」誕生

 

 広大なダックティー茶園の中で、クオリティーシーズンに収穫された最高の茶葉を厳選して、初年度60Kgだけ、完全なハンドメイドで作りあげたお茶ができあがりました。これが「ダックティー」ブランドのお茶の始まりです。翌年は200Kg、3年目にあたる2016年はそれを上回る500kgの生産が見込まれています。 貧しかった土地は、これまで農薬を使うことなく放置されていたことが幸いとなり、世界一厳しいとされるJASオーガニックの認定を早期に取得することができました。この茶葉は、個性的な製法を用いて4種類のお茶に作られ、「ダックティー」ブランドのお茶になるのです。

 

世界中が育てる「ダックティー」

小さなドラマが生まれる

 

 今、ラジブ氏が世界のお茶仲間にダックティーを紹介すると、小さなドラマが生まれます。

アメリカでは、「使い終わったバーボン樽の中で、ブラックフュージョンをエイジング(熟成)させてみよう!」と実践してくれる人がいたり、中国では、「ラプサンスーチョンの香りを着けてみよう」とか、「シルバーニードルを壺の中でエイジングしてみよう」とか、またハーブとブレンドしたり、スパイスとブレンドしたり、ティーペアリングで合わせたいフードが見つかると、みんなが教えてくれます。お茶が好きで、それと同じくらいラジブ氏のことが大好きな世界中の人が「ダックティー」お茶を育てているのです。今、ダックティーファンは世界中に広がりつつあります。ダックティーには、それができる素養があり、ロチャンファミリーが大喜びで受け入れてくれることが、ダックティーの和を大きくしています。

ラジブ氏は、「ダックティーは、おいしい紅茶を作ることが目的を達成したと言えるものではない。このお茶を飲んだ人が幸せになって、「Good Tea&Happiness」の両輪が揃って初めてダックティーの存在意義が達成できる」と語ります。そんな彼に接すると、いつも自然に気持ちが和みます。

 私も、日本の風土の中で、ダックティーの新たな魅力を探し、おいしさを追求すると共に、お茶のもたらす感動とお茶が作る笑顔を一人でも多くの人に伝えていきたいと思います。みなさまもご一緒に、ダックティー茶園の4種のお茶を育てていただければ幸いです。

 

ラジブロチャン

ラジブ ロチャンとの出会い

 

 私が彼と出会ったのは2011年年3月、国内最高の食の祭典「フーデックス」の時でした。ロチャンティー・ジャパンの前身のティーガーデンを立ち上げたばかりの春。3月1週目のまだ寒い時期に、早春のダージリンファーストフラッシュを日本に持って来ていたのは、インドに紅茶会社多しとはいえ、Lochan Tea社だけでした。そもそもファーストフラッシュは3月からスタートしますから「本当に今年のものですか?」と疑いたくなるようなタイミングです。さらには信頼の証です。その時に彼の持っていた茶葉は、緑が素晴らしくきれいで、生き生きとして、紅茶好きの私でも見たことがない風味と香りを持っていました。本当に、心から感動しました。その紅茶を袋に入れて「皆で楽しんでね!」と渡してくれました。彼の優しい笑顔を見て、とても幸せな気持ちになりました。そして、私が開催する紅茶セミナーやパーティーのお客様にはLochan Tea社がセレクトした紅茶を飲んでもらいたい!と心に決めました。以来、インド紅茶はこれ以上の仕入れができる会社を知りません。

 毎年3月のフーデックスに来日してお会いするほか、通常はビデオ会話やメールでいつでも連絡ができること、サンプル依頼も国内と変わらないスピードで対応してくれることで、インド―東京の距離を意識することなく、質の高い紅茶を入手することができます。日本を襲った東日本大震災の時、被災者の方が少しでも紅茶で温まれるように、とたくさんの紅茶を送ってくれたり、ネパールの大地震の時はダージリンの仲間とチームを組んで、自らトラックで山を越えて支援物資を届けたり、いつの時も惜しみなく行動してくれる情熱的なお人柄は、息子のビビックさん、娘のネハさんにも受け継がれていて、完璧な体制で紅茶を日本に送り出してくれます。国内では、私がロチャンファミリーの思いを引継ぎ、多くの方に紅茶を届けたいと思います。

2016年インド・ダージリンフォーラムにて (左)私と(右)ラジブロチャン


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